協賛のお願い
謹啓 皆様におかれましては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、「第12回高校化学グランドコンテスト」最終選考会を2015年10月24日(土)・25日(日)の2日間にわたり、大阪府立大学Uホール白鷺におきまして、開催する運びとなりました。本コンテストは、大阪市立大学、大阪府立大学、読売新聞大阪本社が主催し、2004年の第1回から数えて今回で12 回目を迎えます。高等学校及び工業高等専門学校の生徒自らが自主的な研究活動を楽しみながら創造力を培う機会を提供することにより、将来の科学・技術を担う人材を育成し、社会に貢献することを目的としてこれまで実施して参りました。本コンテストは徐々にその規模を拡大し、近畿圏以外に宮城県、福島県、東京都、茨城県、千葉県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、岡山県、島根県、愛媛県、福岡県、佐賀県、沖縄県など全国からの参加があり、おかげさまで質・量ともに年々増えて盛会となっております。そして今回、第10回、11回大会に引き続き、本事業の今後の発展、およびグローバル人材育成の観点から、会期を2日間とし、海外の高校生を招へいして「国際版 高校化学グランドコンテスト」を開催いたします。化学を通じて他国の高校生と交流する機会を得ることは、高校生にとってよい刺激となり、教育上も大きな波及効果が得られるものと考えております。
本コンテストでは、参加に要する費用は基本的に参加者の自己負担としておりますが、遠方からの参加の場合に、旅費の工面が本コンテストへ参加する上での主な障害となっております。このような資金面での理由で本コンテストへの参加を断念される事は主催者にとっては大変残念であるため、最終選考会で発表を行うグループについては、その旅費の一部を補助することにしております。旅費の補助も含め、本コンテストの運営は主催団体による拠出によって本来実施されるべきですが、大学の会計法上、参加者旅費の補助は行えないという制限が課せられております。また、海外からの高校生の招へいには、滞在費等の負担が必要となりますので、より大きな額の補助金を必要としております。そこで、大学および化学に関わりのある多くの企業・団体ならびに個人の皆様からの、資金面でのご支援をお願いする次第です。景気が不安定な昨今、このようなお願いを申し上げるのは誠に心苦しいことではありますが、本コンテストの趣意ならびに諸事情をご賢察いただき、ご支援を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。
謹白
2015年4月吉日
第12回 高校化学グランドコンテスト実行委員会事務局長
早川 滋雄